最近は簡単に離婚を選ぶ人が多い、なんて言われていますが、こんな大変なことを簡単に決断できるだろうか、と疑問に思います。

子どもがいなかったとしても、離婚後は銀行口座や免許証などの名義変更や住所変更、社会保険の切り替えなどやるべきことがたくさんあります。

さて晴れ晴れした気分の方、「誰にも知られずにそっと出ていきたい」とひそかに思っている方、「とにかく一刻も早く離婚したい!」と思っている方、さまざまですね。

ほとんどの方が今住んでいる場所から出て行き、新しい生活をスタートすることでしょう。

しかしながら離婚して引っ越しをして「新しい住居に住む」ことは重要ではありません。

特に小さなお子さんがいる場合、無理せず一時的に実家へ戻ることも大いにアリ!です。

もしかしたら「親に迷惑かけるのも、と申し訳ない気持ちもあるでしょう。

しかしあなたのご両親はきっと心配しています。

どうか無理をせず実家を頼って下さい。

そして精神的に落ちついた時に次のステップを考えればいいのです。

ただし最低限の礼儀(お礼のことば等)とルール決めをしておきましょう。

いずれにせよ、現在の住居から新しい住居へ移転する場合「引っ越し」が伴います。

精神的にも早くさっさと済ませておきたいところですが、色んな手続きに不備があると面倒なことになりかねませんから気をつけたいところです。

いまやネットの普及で結婚はおろか離婚の情報も世間に溢れています。

離婚がチラッと頭をかすめた人や全然関係ない人、誰でも簡単に調べることができます。

ただし、「真の当事者」は心身ともに大変疲れています。

各種手続きも早急にやらなければならないと思いつつも億劫でしょう。

無理をしないであなたのペースで進みましょう。

離婚して引っ越しにおけるタイミング

いずれにせよ離婚を避けられない状態になったら、役所に相談に行ってみましょう。

今は個人情報保護法により秘密も固く守られますので安心して相談して下さい。

また第三者に相談することで冷静になれたり、改めて決意が固まったりするものです。

精神的にも辛い時期ですが、ここを乗り越えることで覚悟のようなものが生れてくるはずですよ。

結婚による引っ越し同様、離婚による引っ越しのタイミングも千差万別です。

生命の危機に直面する方は迷わず、シェルター等安全なところへ逃げましょう。

何よりも自分の命・お子さんの命が大事ですからね。

(ただしシェルターも一時的な避難になります)

それ以外の方は、感情的にいきなり出ていくのではなく、あらゆる事をよく考えタイミングをはかって、計画的に離婚・引っ越しすることをおススメします。

「離婚できたのはいいけど住む場所がない」では困ります。

まずは「安心して住む」住居を確保しましょう。

民間賃貸住宅、所得によって家賃が決まる公営住宅はお子さんと一緒の方に朗報です。

また収入面は大丈夫でしょうか?

財産分与等円満に離婚できる方はいいですが、なかなか世の中うまくいきません。

今働いて収入を得ている方は継続的に働くのか、転居先で新たに仕事を探すのか、考えましょう。

離婚しても引っ越しはしない

離婚しても現在の住居にそのまま住める方は、ありがたくそのまま住みましょう。

一番のメリットは煩わしい引っ越し作業を一切しなくて良いところです。

ただしつい最近まで家族で暮らしていた住居ですから、思い出があり、精神的に「新しい生活をスタート!」とはなりにくいかもしれません。

しかし、先ほども述べたようにここで無理する必要は全くありません。

ある程度精神的に落ち着いて、金銭的にも余裕が出てきたところで新しい住居を探せばいいです。

今一度自分の気持ちとサイフの声に耳を傾けて。

引っ越しをする方は、手順についてさまざまな情報がありますが、参考にしても惑わされないで。